恋バナ

小学生の頃、同級生の男子が遊んでいるうちに女子Aちゃんの顔に擦り傷を作るようなことをしちゃいました。
Aちゃんは泣きながら
「顔に傷があったらお嫁に行けない」
と言ったら、その男子は
「そしたら俺が嫁にしてやるよ」
と言いました。

みんな笑っていたけれど、十数年経った今本当にその男子はAちゃんと結婚したとハガキが届きました。

小学生の頃、かっこよくて女子の間でも人気の男子と同じクラスになりました。
私も一目惚れだったのだけど、小さな子どもって照れくさくて素直に好きって言えないですよね。
私も
「チビのくせに(男子の方が身長が低い小学生あるある)モテるとか思ってんじゃないのよ」
「デカ女きめーっ。そんなんじゃいつまでもモテるはずないよなー」
などと、言い合う仲に・・・(中略)・・・

高校生の時にバッタリ街で再会。
ひと目であの小学生の時の男の子だってわかったけど、身長が伸びて私よりずっと大きくなっていた。
彼の方が
「もしかして○○？」
と声をかけてきて、小学生の頃は感じなかった『オトコ』って感じにドキドキしちゃった。

その後、文化祭に呼ばれて行った時使っていない教室でぎゅっと抱きしめれて
「小学生の頃からずっと好きだったんだ」
って告白！
もちろんOKして、大学生になった今も仲良しカップルです。

私が海外留学をしていた時のこと。
彼とは付き合い始めたばかりだったけれど、学生でお金もあまりなかったから連絡はもっぱらメールばかりでした。

彼からは
「今日は晩飯にコロッケ食べた」
とか
「クラスの○○が古典の先生に喧嘩売って授業がつぶれてラッキー」
などと毎日の日記か！？というようなものばかり。

でも、プロパイダーのせいか５日メールが届かない時があって、その後メールを受信してみたら連絡が取れなくなって３日目に
「寂しいから早く帰ってこい」
という彼氏からのメールが来ていました。

へー、寂しいんだぁとニヤニヤしながら読みましたが、私も本当は寂しかったから彼氏の気持ちはよくわかりました。
そのあとのメールは、また日記みたいなものばかりだったけど、短期留学が終わり帰ってすぐに彼氏に電話をかけました。

「帰ったよー。ただいまー」
「おう。おかえり」
なんてそっけない会話だったけど、あのメールを思い出したら思わず顔がニヤけてしまいました。

野球部の彼氏と付き合い始めたのは私が高校1年の時。
彼が初カレでした。
野球部って部活が忙しくて、付き合っていても放課後はいつも練習だし、休日も練習の日が多くて、雨の日くらいしかデートできませんでした。

その日は、たまたまコーチが急用とかで彼氏の練習が休み。
二人で教室でずっと話してました。
でも、もう遅いから帰ろうという話しになって・・・。

でも、私は
「またこれでしばらくゆっくりと話しをすることも出来ないのかぁ」
と思うと、なかなか立ち上がることが出来ずに、立ち上がった彼氏の制服の裾をつかんだまま黙っていました。

そしたらいきなり彼に両手を握られ立ち上がらされたと思うとぎゅっと抱きしめられ
「そんな顔すんな」
と言われました。

しばらく抱きしめられた後、体を離して軽いキス。私には初キスでした。

旦那とは小学生の頃からの幼馴染で、実は小学生の時から付き合っていました。
小学６年生の時、夏祭りに行った時の話。
ちびでデブな彼氏とメガネ女子の私たちはいかにも不良のカモになりそうで、案の定ガラの悪い中学生くらいの男子からカツアゲされました。

持っていたお金を全部渡しても開放してしくれなくて
「デブが女の子といちゃいちゃしてんじゃねーよ」
とかグチグチ因縁つけて来た時、彼が私の手をぎゅっと握って中学生に体当たり。
油断していた中学生は思いっきり転んで、そのすきに二人して逃げることに成功。

温和でやさしいから好きだったんだけど、あの時の彼はとってもかっこよかった。
私だけのヒーローだって感じました。

夏休みに海の家でリゾートバイトをしました。
その時、5泊6日で海水浴に来ていた大学生の中に1人とってもかっこいい男性を発見。

彼も私のことが気になったみたいで、毎日会いに来てくれてバイトが終わったあとに二人でデートも毎日してました。

とっても仲が良いカップルみたいだったのに、地元に戻ったら連絡も途絶えてそのまま自然消滅へ。

いわゆる一夏の恋ってやつですが、夏の海のシチュエーションがとてもロマンチックで、今だに当時の事を思い出すと、胸キュンが止まりません。

彼氏は部活の先輩で私から告白しました。
最初は仲良しだったけど、彼が三年になって引退してからあまり会えなくなりました。
もともと無口で「好き」とかは言ってくれなかったし、受験勉強も忙しくなって、会う約束してもドタキャンされたりが続いて
「おわりですか？」
みたいなLINE送りました。
そしたらその日、バイト先に迎えに来てくれたんです。
近くに来たからみたいな感じで、手をつないできて…
すごい寒い日で、そしたら
「手冷たいね」
って私の手を自分のコートのポケットに入れて握ってくれて…
あいかわらず何も言ってくれなかったけど彼の気持ちがあったかい手から伝わってきてキュンキュンしました。
嬉しかったです。

短大を卒業する年のお正月、彼氏と初詣に行っておみくじを引きました。
私の夢はステージダンサーになることで、卒業後東京に出てレッスンしながらオーディションを受ける予定でした。
でも引いたおみくじは凶だったんです。
私は将来が不安でいっぱいで、彼氏とも遠距離になるという時期だったので、悲しくてショックで泣いてしまいました。
そしたら、彼氏が自分がひいた中吉のおみくじで私のをくるんで枝に結んだんです。
「俺の運で守ってやるから大丈夫」
って。
それから
「もう泣くなよ」
ってまぶたにキスしてくれました。
何年か後に彼氏とは別れてしまったけど今でも思い出すと胸がキュンとする思い出です。

会社で部署が変わり指導係になったAさんは厳しくて見た目もコワモテで、女子の間では敬遠されるタイプでした。
私も苦手で全く男性として見てなかったっていうか（笑）。
年齢は3つ上くらいなんですけど、おじさんっぽいっていうか、面白い事も全然言わないし…
でもたまたま2人でいる時に地震が来て、一瞬だったんですけど私が思わずキャッと叫んだら覆い被さって守ってくれたんです。
田舎で震災を体験している私は地震に対してすごく臆病でした。
少し揺れただけで大げさに怯えてしまって笑われることもあった。
でもAさんは
「大丈夫だった？」
って心配して抱き起こしてくれて
「○○の田舎は福島だったもんな」
ってすごく優しくいってくれたんです。
起こされたときに一瞬壁どんみたいになって、そのとき初めて気づいたけどAさんは身体が大きくてがっちりしてて、目がきれいで…
その一瞬で恋してしまいました。

10代でデキ婚して、その子を流産してしまい…
それが原因で子供が望めない身体です。
その時の夫とは離婚して、数年後に今の彼と出会いました。
後悔が身体と心に残り、もう恋愛なんて出来ないくらいに思っていたのを
「いつまでも待つ」
って言ってくれて、私が決心するまでは友達として交際してくれて…
申し訳なくなって、私は結婚しても子供が生めないと伝えました。
別れを覚悟していたのですが、彼は
「○○が好きだから一緒にいたい。それだけでいいよ」
と言ってくれたんです。
彼の胸で大泣きしてしまいました。