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▼性別 選択 男 女
▼コメント[必須]>>31 > 私は昔から身長が高く、高校1年生の頃175センチ以上ありました。 すごく痩せていて目も一重でキツイ顔をしていたので、良くも悪くも海外のファッションモデルっぽい雰囲気だったのです。 高校にいる男子達は、小柄で可愛い雰囲気の女の子達ばかり優しくします。 イジメられているわけでは無かったのですが、男子に「のっぽ」と身長の事でいじられるたび、「男のくせに、私よりチビなんてダサい」と返していました。 でも本当は「なれるものなら私だって、小さくてかわいい女の子に生まれたかった」と泣きたい気持ちでいっぱいだったのです。 高校では中学の頃より、私の身長を追い抜いていく男子が出てきましたが、それでも私より身長が低い男子がたくさんいました。 ある時、掃除をさぼっていた数人の男子たちに「掃除ちゃんとやってよ」と言ったところ、一人の男子が「ったく、のっぽがうるせえな」と言い返してきたのです。 私は中学の頃よりも外見について気にしていたので、身長のことを言われて少し泣きそうになりました。 ですが、それを顔に出したら余計に惨めだと思い、「あなたの方が私よりチビじゃない」と強がって言い返しました。 そんな言い合いをしていると、掃除をしていた学級委員長の男子が私の目の前に立ちました。 彼は小学校の時から成績優秀でスポーツ万能。 時より冗談を言ってみんなを笑わせる、最強のモテモテ男子でした。 それでも私は自分より背の低い彼に、恋心を抱いたことは一度もなかったのです。 そんな学級委員長が私の顔をのぞきこむようにしながら 「そんなにノッポとかじゃないって、ほら」 と言って、私の頭に優しくポンと手を乗せたのです。そして… 「なっ、オレと同じくらいか、そうでなくてもきっと抜くよ」 ニッとした笑顔で私の髪を軽くクシャッとなでました。 その言葉と笑顔に私はもう胸キュンせずにはいられないのでした。 これで終わりではありません、まだ胸キュンは続きます。 彼とはすごく仲良くなれたわけではありません。 顔を合わせると、少し話す程度。 ですが2年生になった時、彼がわざわざ話しかけてきました。 「もう俺の方が身長高いよ」 そう言って彼は私をのぞきこみ、私は2度目の胸キュンを味わいました。 付き合うといった事はなかったのですが、この胸がキュンとするエピソードは、いまだに私の心の支えになっています。
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